2013年12月29日日曜日

【農薬問題】ネオニコ系農薬に依存しない防除(ワークショップ)

【転載】
━ No.593  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             有機農業ニュースクリップ
2013.12.28
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≪ 今日の目次 ≫
■欧州食品安全機関 ネオニコ系農薬の基準値引き下げを提案
■ネオニコ系農薬に依存しない防除(ワークショップ)



≪ 農薬 ≫
■欧州食品安全機関 ネオニコ系農薬の基準値引き下げを提案EUの下部機関である欧州食品安全機関(EFSA)は12月17日、ネオニコチノイド系農薬のアセタミプリドとイミダクロプリドについて、胎児や幼児の発達中の脳や神経系に影響を与えるとして、摂取許容量の引き下げを提案した。今回の提案は、木村-黒田純子氏らが20122月にPLOS Oneに発表した、ネオニコ系農薬のラットへの影響に関する研究結果を検討した結果としている。

今回の提案で欧州食品安全機関は、アセタミプリドの一日摂取許容量(ADI)を、体重1Kgにつき1日当たり0.07mgから0.025mgへ、イミダクロプリドのADIは0.08mgから0.06mgへ低減するよう提案している。日本のアセタミプリドは0.071mg、イミダクロプリドでは0.057㎎である。

日本の農薬規制値は一日摂取許容量(ADI)だけであるが、欧州食品安全機関は同時に、急性参照用量(ARfD:24時間以内に摂取した食品や水に含まれる物質が、現時点での知見からなんらかの健康リスクを示さない量)とAOEL(作業者曝露許容量)についても引き下げを提案している。

EUは2013年12月1日より、ネオニコ系農薬3種類(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)について2年間の暫定使用禁止措置を発動している。

・EFSA, 2013-12-17
EFSA assesses potential link between two neonicotinoids and developmental neurotoxicity
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/131217.htm

・PLOS One, 2012-2-29
Nicotine-Like Effects of the Neonicotinoid Insecticides Acetamiprid and Imidacloprid on Cerebellar Neurons from Neonatal Rats
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0032432

EUでは、2013年12月31日からは、ネオニコ系農薬と同様な浸透性殺虫剤のフィプロニルの使用が制限される。この使用制限措置では、トウモロコシとヒマワリは全面禁止であり、一部のアブラナ科なども規制対象となっている。

米国やカナダも使用規制に動く中、日本の農水省は逆に、使用推奨に動いている。このフィプロニルは、日本では広く使用が認められていて、EUの規制するトウモロコシも使用可能である。

・日本食品化学研究振興財団
薬等の基準値:フィプロニル
http://m5.ws001.squarestart.ne.jp/zaidan/agrdtl.php?a_inq=57000

食品安全委員会は11月26日、EUが使用制限をかけたフィプロニルについて、ADIを0.00019mg/kg体重/日とする評価書をまとめ、すでに締め切っているが意見募集を実施した。

・食品安全委員会, 2013-11-26
フィプロニルに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)
についての意見・情報の募集について
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc10_nou_douyaku_fipronil_251126.html

【関連記事】
No.568
・EU:神経毒性農薬フィプロニルの使用制限を決定
http://organic-newsclip.info/log/2013/13070568-1.html
No.580
・ネオニコ系農薬:欧米は規制の方向 日本は使用を推奨
http://organic-newsclip.info/log/2013/13090580-1.html


■ネオニコ系農薬に依存しない防除(ワークショップ)
アクト・ビヨンド・トラストが「ネオニコチノイド系農薬を使わない病虫害防除を探るフォーラム(全3回)」の2回目となる「稲作育苗箱への浸透性農薬施用について」の参加者を募集している。今回は、稲作の育苗箱に使われるネオニコチノイド系農薬の問題を取り上げている。1月26日開催で、参加費は無料だが、事前申し込みが必要となっている。

・日 時:2014年1月26日(日) 14:00~16:30
・発題者:稲葉光國(NPO法人民間稲作研究所理事長)
戎谷徹也(大地を守る会)
小野寺喜作(庄内協同ファーム代表)
丸山 訓(有機栽培あゆみの会・アグリクリエイト)
・参加費:無料
・会 場:小山台教育会館 205会議室
〒142-0062 東京都品川区小山4-11-12
東急目黒線 武蔵小山駅西口より徒歩3分
http://www.koyamadai50.jp/access/
・主 催:一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
・協 賛:大地を守る会、生活クラブ連合会ほか
・問合せ:一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
リサーチアシスタント 八木晴花
電話:070-6551-9266(10:00~19:00)
Email:grant@actbeyondtrust.org

・アクト・ビヨンド・トラスト
ネオニコチノイド系農薬を使わない病虫害防除を探るフォーラム(全3回)
第2回ワークショップ「稲作育苗箱への浸透性農薬施用について」開催
http://www.actbeyondtrust.org/info/1262/

3回目は2月25日に、「“楽農”への道――ネオニコチノイド系農薬に頼らない持続可能な農の未来(仮題)」が予定されている。

11月9日に開催された第1回「農家が楽になる減農薬農業:天敵を利用したIPM」の配布資料と動画も公開されている。

・動画記録と当日配布資料
動画:http://youtu.be/cgdTXd2QdwE

資料:http://www.actbeyondtrust.org/wp-content/uploads/2012/02/neonico_20131109.pdf

また、黒田洋一郎氏と木村-黒田純子氏によるネオニコ系農薬の危険性についての研究が、雑誌『科学』(2013年6月、7月)に掲載されたされた。この『自閉症・ADHDなど発達障害増加の原因としての環境化学物質―有機リン系,ネオニコチノイド系農薬の危険性』をアクト・ビヨンド・アクトが公開している。

この中で黒田氏らは、除草剤耐性GMに多く使用されている第1世代のグリホサート(ラウンドアップ)、グリホシネート(バスタ)についても、神経伝達物質に類似し、微量でも神経伝達物質の働きをかく乱し、脳の機能の発達に異常をおこす可能性が高いと指摘している。

・『自閉症・ADHDなど発達障害増加の原因としての環境化学物質―有機リン系,ネオニコチノイド系農薬の危険性』
(上) http://www.actbeyondtrust.org/wp-content/uploads/2012/02/Kagaku_201306_Kimura_Kuroda.pdf
(下) http://www.actbeyondtrust.org/wp-content/uploads/2012/02/Kagaku_201307_Kimura_Kuroda.pdf

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2013年12月21日土曜日

【遺伝子組み換え】モンサント社の工場建設に反対するラップソング

モンサント社は遺伝子組み換え種子を製造していますが、そのような種子が毒性の高い農薬と組み合わされることにより、壊滅的な「モノカルチャー栽培(単一栽培)」が作り出されてしまいます。「モノカルチャー栽培」は、単一品種の作物しか栽培ず、そのような農業が、世界を埋め尽くそうとしています。そして今、モンサント社は世界最大の遺伝子組み換え種子製造工場をアルゼンチンのマルヴィナスに建設しようとしているのです。<Avaazから一部転載。>

モンサント社の工場建設に反対するラップソングです。
【Fuera Monsanto - Perro Verde -】


※英語字幕バージョン

【遺伝子組み換え】モンサント社の「フランケン種」工場を阻止しよう。署名しよう。




モンサント社の「フランケン種」工場を阻止しよう。署名しよう。
636,377 名が署名しました。目的数は 1,000,000
https://secure.avaaz.org/jp/stop_monsanto_in_argentina_global_/?bGnMxbb&v=33010(署名)
Avaaz

16  日12月 2013 Avaazより転載
モンサント社は、アルゼンチンに新しく巨大な「フランケン種」製造工場を建設し、世界中に権力を拡大しようとしています。建設予定地周辺に暮らす母親ソフィア・ガティカ(Sofia Gatica)さんは、多数の地元市民とともに工場建設に声高に反対したことにより、激しく殴打された上、殺害の脅しを受けました。彼女は未だに日々、生命の危機を感じています - さあ、さんと共に立ち上がり、工場建設を阻止
しましょう。

モンサント社は遺伝子組み換え種子を製造していますが、そのような種子が毒性の高い農薬と組み合わされることにより、壊滅的な「モノカルチャー栽培(単一栽培)」が作り出されてしまいます。「モノカルチャー栽培」は、単一品種の作物しか栽培ず、そのような農業が、世界を埋め尽くそうとしています。そして今、モンサント社は世界最大の遺伝子組み換え種子製造工場をアルゼンチンのマルヴィナスに建設しようとしているのです。

工場建設による健康へのリスクを心配したソフィアさんは、すぐさま反対運動に加わり、7割近くもの住民たちもその抗議活動を支持しています。今から3日間で、私たち100万人がマルヴィナスの市民たちを支援すれば、地元メディアもこの問題に注目するでしょう。そうすれば、私たちの署名を掲載した意見広告などのキャンペーンを展開し、低い支持率に悩むアルゼンチン大統領に対して建設予定を撤回するよう圧力をかけ、有毒作物を生み出すモンサント式農業の拡大を阻止することができるはずです。
 

【農業】農地バンク法成立=田畑集約、前倒し実施

農業生産の大規模化など競争力強化を推進する農地中間管理機構(
農地バンク)の設立関連法が5日の参院本会議で、与党などの賛成多数で可決、成立した。飛び地になった田畑集約・大区画化し、大規模農家や新規参入企業などに貸し出す。
政府は2013年度補正予算案に農地バンク関連費用の一部を計上し、14年度から予定していた業務開始の時期を13年度中に前倒しする考えだ。
 
関連リンク

2013年12月15日日曜日

【収穫感謝祭】2013年12月15日ネットワーク農縁+新庄水田トラスト+新庄大豆畑トラスト合同の収穫感謝祭

今年も収穫感謝祭を開催します。
会場は、川崎市の「もも保育園」です。
みなさんお誘い合わせの上、おなかを空かせてお越しください。
生産者一同、お待ちしております。
詳細:http://goo.gl/0dDleC

印刷用PDFを開く

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★開催日時:2013年12月15日(日)
 開始:13:00(受付12:00) 終了16:00
★会場:もも保育園(川崎市)
★参加費 500円(中学生以下は無料)
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★新米味くらべ
 さわのはな/こしひかり/あきたこまち/ひとめぼれ/つや姫

★新庄の郷土料理
 いも煮/大根料理/漬物/はと麦茶

★プロジェクト紹介
 有機農業生産者から・2013年の報告・農業を取り巻く環境・
みなさんからのリクエスト等
 都市と農村の交流から育まれる豊かな自然環境と美味しい農産物・結の心

★協賛・協力
 社会福祉法人 こどものいえ もも保育園 東亜魔芋研究会

★企画・主催
 ネットワーク農縁
 新庄水田トラスト
 新庄大豆畑トラスト

★会場案内
 こどものいえ もも保育園
 〒216-0035
 神奈川県川崎市宮前区馬絹1899-5
 TEL:044-860-2415

★問い合わせ
 ネットワーク農縁事務局
 阿部:0470-98-0350
 飯島:090-1772-2271

 ★地図

大きな地図で見る

2013年12月14日土曜日

【TPP】TPP投資条項に関するリーク文書を米国パブリックシチズンが分析!

【転載】

      ローリー・ワラック(2012.3.13 「TPPに反対する運動を進めるための円卓会議」にて)

      「反対派はありもしないことを口走って、危機感を煽っているいるだけだ」こんな推進派からの言葉が消える日が近くなってきた。秘密裏に行われてきたTPP交渉の「投資」分野がリークされ、世界的な話題となっている。数十ページにも及ぶリーク文書の分析を、日本の反TPP運動がAPECホノルル以来コンタクトをとっている米国「パブリックシチズン」から入手し、「STOP TPP!! 市民アクショ
ン」と「TPPに反対する人々の運動」の翻訳グループが共同で日本語訳した。(翻訳:田所 剛、田中久雄 監修:廣内かおり)(続く)

http://antitpp.at.webry.info/201206/article_9.html(続く)

【あべふみこのあっちこち】母親達に広がる遺伝子組み換え問題への関心

あべふみこ

2013年10月4日、地域の子育てをしている母親達のグループと、遺伝子組み換え食品等について話し合いを持つことになった。DVDも何本か見て、いまさらながら、遺伝子操作の問題の巨大さに身震いした。

20名近くの母親達が集まって、熱心な話し合いがもたれた。幼い子ども達が這い廻ってにぎやかな光景である。彼女らの関心は、どうしたら遺伝子組み換え食品を避けられるのだろうか、ということであった。

語り合っていくうちに、結局は自分達の生活の仕方を変える必要があるということになった。生産、流通、消費の仕方を、今ここから、自分達のできるところから替えていくこと、個人ではなく仲間を作って行動していくこと、疑問に思ったら声を企業に届けること、そして企業を変えていこうということになった。

無農薬・無化学肥料栽培の野菜を使ったスパゲッティーを皆で作り昼食、楽しい時間をすごした。うれしい時間をありがとう。

2013年11月6日水曜日

【TPP】TPPと遺伝子組み換え食品

ジャーナリストの岡田幹治さんを講師にお迎えし、 TPP問題を考える学習会を以下のように開催します。
ぜひご参加ください。
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食卓から安全と安心が消えていく
TPPと遺伝子組み換え食品

日時  12月10日(火)13:30~16:30
会場  東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
    最寄駅:地下鉄「表参道駅」B2出口から徒歩7分
    http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
参加費 500円

TPP(環太平洋経済連携協定)参加が目前に迫っています。すでにグローバル化によっ
て脅かされている食の安全が、TPP参加でさらに悪化するのではないかと懸念が広がっ
ています。たとえば、私たちの食卓には多くの遺伝子組み換え(GM)作物を原料とした
食品が上っていますが、TPP参加で、GM食品の安全性評価が緩和されたり、表示が廃
止されたりする可能性も高く、いま以上に危険なGM食品が大手を振って入ってくることが
予想されます。
連続講座の初回は、ジャーナリストの岡田幹治さんをお迎えします。岡田さんは食の安全がGM作物に脅かされているという立場で精力的に執筆活動をされており、最近では雑誌
『世界』に「問題が噴出する遺伝子組み換え(GM)作物」を寄稿されています。
GM作物の現状を伺い、TPPで私たちの食卓はどうなるのか、私たちに何ができるのか
、参加者のみなさまと一緒に考えます。ご参加をお待ちしています

内容
・講演「バイオメジャーによる食の支配を許していいのか」
 岡田幹治さん(ジャーナリスト)
・意見交換

主催:遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン

<お問合せ>遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
Tel:03(5155)4756
Email:office@gmo-iranai.org

2013年10月25日金曜日

【イベント】山形県で種子についてのイベント一杯です

転載


山形県で種子についてのイベント一杯です。

[0003]「よみがえりのレシピ」メールマガジン。
1 11/10(日)、山形県村山市にて「よみがえりのレシピ」上映会が開催されます!

2 11/16(土)~29(金)、山形県鶴岡市にて「生命の種について考える2週間 in まちキネ」を開催します!

3 山形市「食とくらしの映画祭」にて上映決定!!11/23~29の1週間です。

4 10/25(金)まで!長野県長野市の「ROXY」にて公開中です。

5 今週末の10/26(土)より群馬県高崎市「シネマテークたかさき」にて公開!
  半券提示で特別コース料理が半額に!!

6 渡辺智史より、「生命の種について考える2週間 in まちキネ」開催にかける想い

7 【コラム】芋祭2013(甚五右ヱ門芋の収穫祭)に行ってきました。(渡辺典子)

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■1
11/10(日)、山形県村山市にて「よみがえりのレシピ」上映会が開催されます!

日時:11/10(日) 午前の回 10:00~、午後の回 14:00~(各回30分前開場)

場所:村山市甑葉プラザ ホール
(山形県村山市楯岡五日町14番20号)

入場券
(前売)1,000円
(当日)1,200円、中学生以下(当日のみ)500円、幼児無

主催:おいしいごはんの会
お問合せ先:nouka.satou@gmail.com(事務局)

午前の回終了後に、監督・渡辺智史のトークがあります!

主催の「おいしいごはんの会」さんは、山形県村山地域の、食に関心の高い若者たちによる団体です。
熱い想いを持った方ばかりで、素敵な上映会になる予感がしています。

当日はマルシェや試食などイベントも盛りだくさん。
カフェアルドーレでは映画とのコラボメニューも提供の予定です。
たくさんのご来場、お待ちしています。


■2
11/16(土)~29(金)、山形県鶴岡市にて「生命の種について考える2週間 in まちキネ」を開催します!

「世界が食べられなくなる日」を地元・庄内の人たちにも観てほしいという想いから、
まちキネさんと一緒に「生命の種を考える2週間 in まちキネ」を企画しました。

期間中は「よみがえりのレシピ」と「世界が食べられなくなる日」を二本立てで上映します。

初日の16日(土)は遺伝子組み換え作物と多国籍企業の問題について詳しいジャーナリストの天笠啓佑先生、在来野菜の生産者で環境に配慮した農業を実践されている月山パイロットファームの相馬一広さんをお招きし、渡辺智史の進行でトークイベントを開催します。次世代にどんな食文化を残すべきか、一緒に考えてみませんか。

11/16(土)スケジュール
10:00~11:35「よみがえりのレシピ」上映
12:30~14:28「世界が食べられなくなる日」上映
14:40~    トークイベント

※前売り券は1枚1000円でどちらか1作品を鑑賞できます。

「世界が食べられなくなる日」公式HP
http://www.uplink.co.jp/sekatabe/

【会場】鶴岡まちなかキネマ
http://www.machikine.co.jp/


■3
山形市「食とくらしの映画祭」にて上映決定!!

11/2(土)より『食とくらしの映画祭』と題して「よみがえりのレシピ」のほか、
「ベニシアさんの四季の庭」「世界が食べられなくなる日」「モンサントの不自然な食べもの」
「フード・インク」「いのちの食べかた」といったドキュメンタリー作品が週替わりで上映されます。

期間中は遺伝子組み換え食品についての展示や生活クラブによる「自然な食べ物」の特製ランチなど、
イベントも盛りだくさんです!ぜひ観て食べて、お楽しみください

会場:フォーラム山形
期間:11月23日~29日(1週間)
上映時間は
24(日)、26(火)、28(木)は10:00~
23(土)、25(月)、27(水)、29(金)は18:30~

詳細はフォーラム山形HPをご覧ください。
http://www.forum-movie.net/yamagata/event/foods.html



■4
10/25(金)まで!長野県長野市の「ROXY」にて公開中です。

長野市の映画館「ROXY(ロキシー)」にて、映画をご覧下さった方から沢山の感想を頂戴しております。
長野での公開期間は10/25(金)までです!
まだご覧になっていない方はぜひ、劇場に足をお運びください。

長野市「ROXY(ロキシー)」
http://www.naganoaioiza.com/


■5
今週末の10/26(土)より群馬県高崎市「シネマテークたかさき」にて公開!
半券提示で特別コース料理が半額に!!

10/26(土)~11/8(金)の2週間、「シネマテークたかさき」にて
「よみがえりのレシピ」が公開となります。

この公開を記念し、「よみがえりのレシピ」×「アートマルシェ」のコラボレーション企画として、
群馬 × 山形 の食材を使った特別なコース料理を2週間限定でお召し上がりいただけます。

しかも!映画の半券を提示すると、3,800円のコース料理が『半額』に!!(要予約)
この特別企画、映画と一緒にぜひご堪能あれ!

■上映時間
10/26(土)~11/1(金)は2回上映
?12:40~ ?16:15~

※11月2日(土)以降の上映時間は劇場にお問い合わせください
http://takasaki-cc.jp/

アートマルシェとは…
アル・ケッチァーノの奥田シェフ監修のもと、
「もっと群馬を知ってほしい」をテーマに県産食材にこだわる高崎市役所内の展望レストランです。
http://artmarche-al.com/index.html


■6
渡辺智史より、「生命の種について考える2週間 in まちキネ」開催にかける想い

 食と農の未来がどうあるべきかを考えることは、現代の日本においては最大の課題だ。今回上映する2つの作品は対照的であるが、どちらの作品も作物のタネを守ることの重要性を伝えている。

 「世界が食べられなくなる日」は、遺伝子組み換え作物が人体に及ぼす影響を検証していく中で見えてきた、食の未来の危機を描く。そして作物のタネを生産者が中心となって守ることは、持続可能な農業を目指していく上で欠くことができないと訴える。
「よみがえりのレシピ」では、大量生産、大量流通を目指した時代の中で忘れ去られた作物が、奥田政行シェフや江頭宏昌先生の手によって新たな価値を秘めた『地域の文化財』として注目を集めていく様子を描いた。
行き過ぎた合理化によって引き起こされる食の安全性の危機を乗り越え、持続可能な農業を実現するには、文化としての農業の姿を再発見していくことも必要なのではないだろうか?そのためにも自家採種の大切さについてしっかりと語り合い、いのちのタネを次世代につなぐことの大切さを、この山形県から発信していきたい。

【原発アクション】3・11福島第一原発爆発で明らかになったこと


あべふみこ


福島第一原発によって、日本の原子力発電所相対が浮き彫りになった。

それは、1)実態を改めて確認させられたこと。2)自分達の姿にも、光を当てたことである。


1)実態を改めて確認させられた。

日本は地震国であること、その地域に48基の巨大な原発ががあり、さらに、核リサイクルシステムの“もんじゅ”と六ヶ所村再処理工場もある。すなわち、各原発から出る放射性廃棄物を再処理して、原料のウランを購入しなくても原子力発電所が稼動するシステムが目指された。

しかも巨大な原発の耐用年数が、わずか20年から長くても40年。日本の木造建築から見てあまりにも短い。設備の巨大さ、リスクの大きさから見てもあまりにもアンバランスだ。巨大だが、直接電気を創っているわけではなく、たかがお湯を沸かす装置であるという実態!実は、巨大設備そのもの、その運営が目的で、そこに群がる巨大な利権の構造=原子力村の存在も明らかになった。


2)利権に関係のない私達の姿にも光を当てた。

巧妙に作られた安全神話の中に安住させられていた私達生活者。現在の私達は、核の脅威の中で生きる存在としての社会的人間であること。そのことは、社会的存在としての大人の責任として、原子力=核の問題について行動することを要請している。

原発の運転を横目で見ながら、ノーテンキにオルタナティブな生活などを追及することは許されない。すべてを失いかねない事態なのである。村を挙げてオルタナティブなエネルギーや生活を実践していた飯館村の悲劇がそのことを教えている。

そして、次世代、次次世代の人達に、人としてのくらしを引き渡す責任を負っていることを忘れないようにしよう。即時廃炉で動くことは、私達の日常生活の欲求である。


「誰が、放射能をみたでしょう?

僕もあなたも見やしない

けれど、私達のDNAを切断して、

風は通り抜けていく・・・・・」

(アーサー・ビナード)

2013年10月14日月曜日

【原発アクション】福島第一原発4号機の燃料プールは人類生存にかかわる問題: 国際社会の至急の対応が必要

Enviro-News from Junko Edahiro
No. 2262 (2013.10.12)より転載

グローバルリサーチ
2013年9月20日 
ハーヴェイ・ワッサーマン

人類にとってキューバミサイル危機以来の最も深刻な危機が、これから2か月以内に起こる可能性がある。東京電力が、60日以内に、福島第一原発4号機の燃料プールから1,300本以上の使用済み燃料棒を取り出す作業を開始するからだ。

プールは地上約30メートルの高さに設置されているが、プールもそれが設置されている建屋も損傷が酷く、次に地震が発生すれば容易に崩壊する恐れがある。プール内にある約400トンの燃料から放射線が放出されれば、その量は広島原爆のときの1万5,000倍を超えるかもしれない。

ジルコニウム合金で被膜されている使用済み燃料棒は、空気に触れると発火する。被膜されていない燃料棒から放射線が放出されれば、近くで被爆した者はほぼ即死する。火災が起きれば原発から全員避難せざるを得ず、電子機器の運転ができなくなる。

4号機の燃料プールを空にする作業は技術的にも科学的にも非常に難しいものだが、100%完璧に行う必要がある。もし失敗すれば、燃料棒が空気に触れて発火し、恐ろしい量の放射線が大気中に放出される。プールが落下して崩壊すれば、プール内の燃料棒が核融合や爆発を起こし、さらには放射雲が発生して全人類の健康と安全を脅かすかもしれない。

東京電力にも日本政府にもこれに対応するための科学的・技術的・経済的資源がないことだけは確かだ。喫緊の課題は、4号機の燃料プールからできるだけ早く安全に燃料棒を取り出すことであり、そのためには全世界が協調して最高の科学者や技術者を動員しなくてはならない。

また、東京電力は原子炉への注水を続けており、数千トンもの高濃度放射能汚染水が発生している。汚染水は4号機の燃料プールを支える構造物をはじめ、福島原発に残っている構造物を蝕んでいる一方、太平洋にも流れ込んでいる。

汚染水の大半は現在、原発構内の急拵えの脆弱な巨大タンク約1,000基に保管されているが、すでに汚染水漏れを起こしているタンクも多い。次に地震が発生すれば、全てのタンクが壊れ、半減期の長い放射線物質を含んだ数千トンの水が太平洋に流れ込むだろう。

4号機からわずか50メートルのところにある脆弱な共用プールには、現在、プルトニウムを含む核燃料集合体が6,000本以上保管されている。福島原発には、1万1,000本超の核燃料集合体が散在し、セシウムの量はチェルノブイリの85倍以上になるとも言われる。

チェルノブイリの最初の放射性降下物は、10日以内にカリフォルニアに到達した。2011年の福島の事故の後は1週間もかからなかった。4号機で新たな燃料火災が起きれば、生物を死に至らしめる放射性物質が数世紀にわたって放出され続けるかもしれない。

これは世界中の環境と人類文明の破壊につながる、人類の生存にかかわる問題だ。そして、行動するための時間は2か月もない。

目下、私たちは、燃料棒を安全に取り出すために世界的な科学者・技術者を動員するよう、国連と米国のオバマ大統領に嘆願している。(嘆願は以下のサイトからも可能。
http://www.nukefree.org/crisis-fukushima-4-petition-un-us-global-response

もっと良い考えがあればそれでも構わない。とにかく、今、早急に何らかの行動を起こさなくてはならない。

<元記事>
http://www.globalresearch.ca/humankinds-most-dangerous-moment-fukushima-fuel-pool-at-unit-4/5350779

【遺伝子組み換え】ロールキャベツにGMパパイヤ 自主回収へ

≪ 遺伝子組み換え ≫
有機農業ニュースクリップより転載
http://organic-newsclip.info/log/2013/13100586-1.html

■ロールキャベツにGMパパイヤ 自主回収へ
  プリマハムは10月10日、同社のロールキャベツに、タイ産の未承認遺伝子組み換えパパイヤが使われているとして、自主回収を発表した。キャベツを巻くのに使用した帯状のパパイヤが、自主検査でGMパパイヤと判明したとしている。「産国タイ」と表示してある。タイで加工したものを輸入している模様だ。

 ・プリマハム, 2013-10-10
  お詫びと自主回収のお知らせ
   http://www.primaham.co.jp/press/20131010.pdf

  このタイ産の未承認遺伝子組み換えパパイヤは、欧州でも広く検出されている。日本では7月、ペットフード用として輸入されたGMパパイヤが食用として販売されていたことも判明している。

  こうした食品への混入もさることながら、一昨年より沖縄で根絶作業が続けられている、台湾から流入し、自生が確認されているGMパパイヤの方が、問題としては大きい。一度流出したら、その根絶はかなり難しい。

  関連記事
  No.566 2013-7-10
  タイ産未承認GMパパイヤ:ペットフード用を食用“転売”
   http://organic-newsclip.info/log/2013/13070566-1.html
  No.583 2013-10-5
  自生GMパパイヤ:今年は見つからなかったが
   http://organic-newsclip.info/log/2013/13100583-2.html

2013年10月3日木曜日

【あべふみこのあっちこち】猫“チビタン”

阿部文子

 12cmほどの丸々とした黒い塊が、“与三”と“大五”のエサ場にいる。人の気配がするとさっと消える。“何だろう?”と思っているうちに居座って“与三”と“大五”のエサを食べている。

全身真っ黒。目を閉じるとその存在がわからなくなる。目はまん丸でひげも短い。名前をつけた。チビタン・ハナコ。

ある夜、猫が道路で争っている。ギャアギャア。どこの猫かなと思って見に行くと“与三”と“大五”ではないか。チビタン・ハナコが来てからの現象。チビタン・ハナコは“与三”に寄り添い、“大五“は一人ぼっちで寂しそうにしている。

チビタン・ハナコは、親にはぐれて我が家にまよいこんだ。“与三”と“大五”は館山の海岸に捨てられていて、縁あって家へ来た。かぼそい8cm位の体で、2匹でお互いの腹を吸い合っていた。牛乳でやっと命をつないでともに大きくなった。

それに比べ、チビタン・ハナコは“与三”と“大五”のエサを横取りし、そのうちに堂々と台所に入りこんでは、“ここは私の家だ”と言わんばかりに走り回っている。夜遊びも覚えた。

夜になっても帰ってこない。そのうちに、近所の猫まで庭に入り込んででは、ギャアギャアと鳴いている。

アブナイ!メス猫をめぐって争いが起こっている。早く避妊しないとアブナイ!やっと捕まえて囲いに入れ、いつもの獣医に連れて行った。一晩預かってもらい手術を受けることになる。別れ際、聞いたこともない泣き声で私達を呼ぶ。

翌日、朝迎えにいった。「ハナコは男の子でした」。「エーッ!」おどろいたのなんのって。てっきり女の子とばかり思い込んでいたのでした。

2013年9月25日水曜日

【原発アクション】福島第一原発汚染水漏洩・流出事故についての緊急国際署名

ぜひ、国際署名にご協力ください(重複ご容赦、拡散希望)

「福島第一原発汚染水漏洩・流出事故についての緊急国際署名」

― 原発再稼働・原発輸出どころではありません。命の源である海をこれ以上汚染しないで! ―

安倍内閣総理大臣・茂木経済産業大臣・田中原子力規制委員会委員長

● 汚染水漏洩・流出事故について、日本政府の責任を明らかにして集中して取り組み、

原発再稼働及び原発輸出のための作業を中断すること。

● 新規制基準では、汚染水流出は想定外であり、他の原発でも同様の事故は避けられないことから、

原発再稼働 のための審査は中断すること。

● 海の汚染を防ぐために最大限の努力をすること

● タンクの汚染水について、より強固で耐久性の高い方法で貯蔵し漏れを防ぐこと。


意図的な放出は絶対に行わないこと。

● 原子力推進機関とは独立な立場にある国内外の専門家により、国際的な叡智を結集して対応にあたること。

● 透明性を確保し、経産省の汚染水処理対策委員会を含む全ての政府関連の会議を公開すること。

●凍土方式等の対策については、公開の場で早急に再検証を受けること。

● 「状況がコントロールできている」「汚染水の影響は、原発の港湾の中で完全にブロックされている」というIOCの 場での安倍首相の発言を撤回すること。

日本語版オンライン署名はこちらから

団体賛同も募集中です

国際版(英語版)オンライン署名はこちら/English

(日本語版で署名した方は、二重に署名する必要はありません)

紙版(日本語)の署名用紙もあります

第一次集約 9月25日/ 第二次集約 10月10日

呼びかけ団体:グリーン・アクション/国際環境NGO FoE Japan/環境保護NGOグリーンピース・ジャパン/おおい原発止めよう裁判の会/美浜の会/原子力規制を監視する市民の会/福島老朽原発を考える(フクロウの)会/ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン/ピースボート/ノーニュークス・アジアアクション

【イベント】「土と平和の祭典」2013年10月20日(日)

「土と平和の祭典」のご案内です。
公式サイトへ
(主催者資料より抜粋)
【今年のテーマ】「未来(タネ)を守る。」
【開催時間】2013年10月20日(日) 10時~17時  ※雨天決行
【開催場所】東京都立 日比谷公園 にれのき広場/芝生広場/噴水広場
     ※ご来場には公共交通機関をお使いください。
     ◎地下鉄 日比谷線、都営三田線、千代田線「日比谷」駅・A14 出口 徒歩1分
     ◎地下鉄 都営三田線「内幸町」駅・A7 出口 徒歩2分 
     ◎地下鉄 丸ノ内線「霞ヶ関」駅・B2 出口 徒歩3分  
     ◎JR「有楽町」下車 徒歩8分
【入場料】無料 
【昨年の動員実績(推定)】延べ 42,000人(2012年11月18日 日比谷公園)
【主催】種まき大作戦 実行委員会
【共催】全国有機農業推進協議会 【後援(予定)】農林水産省
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音楽で彩る日本最大級の環境配慮型農業と農的暮らしのマルシェ。
『土と平和の祭典2013』

【イベントの意義・目的】
本イベントは、『種まき大作戦』の活動一環として「大地に感謝する収穫祭」をコンセプトに、「農」を切り口に広く「地球環境」と「平和」をメインテーマにしたイベントで、 今年7回目を迎えます。

イベントでは、有機農家を中心とした日本全国の生産者が集まる市場と、 賛同アーティスが集う無料野外コンサートを実施します。

本イベント開催の目的は、日本国内で最大の消費地である東京において都市に住む消費者と、全国の環境持続型の『農』を実践している作り手である生産者(農家あるいは農的生活者)とを、「顔の見える関係」としてつなげるために開催されます。

本イベントでの出会いを通じて、互いが感謝し合うことにより、具体的に「土」(すなわち『大地=地球』)とつながる「平和」(すなわち『幸福=安心、安全な暮らし』)の在処を示します。

さらに、賛同アーティストやゲストより、イベントに集まる消費者、あるいは生産者に対して、これからの農への課題などを問題共有し、持続可能な暮らしヘの関心、興味などを隆起し、互いが支え合うことの大切さ、その必要性を訴え、具体的には、以下の活動への参加を呼びかけます。

①農家のエコファーマー化と農的生活を国民的規模で作り出し、持続循環型田園都市と里山往還型半農生活を創造して国民皆農運動を行う。
②有機農業推進法の制定を活用して、有機農業大国日本を建設する
大キャンペーンを行う。
③2011.03.11東日本大震災のこども・被災農家・被災漁民をはじめとする
被災者を支援する。
④放射能汚染土壌の除染・再生に取り組み、食の安全といのちを守る。
⑤脱原発・自然エネルギー・省エネルギーへの転換を図り、生活を見直す。

2013年9月16日月曜日

【TPP】TPPに思う−農を営むものとして 韓国FTAについて


ネットワーク農縁 高橋保廣

8月28~29日と韓国から15名(通訳2名)の農家の方が新庄のネットワーク農縁との交流会、大豆畑トラストなどの視察に来てくれました。
主に有機農法で、専業農家と称されている皆さんでした。8月26~ 30日までの現地視察です。


テーマは循環型農業、循環型街作り、産消提携と二つの課題での山形視察なのです。
韓国ではアメリカとの自由貿易協定(FTA)を2011年11月に結び3年目になっています。
今までに12,000戸の農業者が離農をし、農業では食べていけないと土地と家を国に買ってもらい、都会に出る人が大半とのことでした。
畜産農家にとつては飼料代が高騰し、採算が合わず、廃業に追いやられている。韓国政府はFTAにより対米輸出が年平均約1270億円増加するとの見込みを発表したのですが、現実は農を追われ、農地を取り上げられるのがFTAであり、韓国がアメリカの経済植民地化されている現状が伝わってきました。

  • 知的財産権(アメリカ企業が持つ特許権)を激しく守る条項があり、韓国側の極めて大きな不利益を被る内容になっている。
  • 韓国の憲法などの国内法よりも韓米FTAの条項が優先する。
  • 韓米躙眈の条約は合衆国連邦法よりも下位にあり、FTAにより不都合な事項が発生すればFTAの条約を廃棄すれば良いという米国優位の協定となっている。
  • 韓国の農業者自治体が地元の児童生徒に給食用の食材を無償提供する事は自由貿易の原則に反すると言っている。地産地消・身土不二が崩される。
韓国の穀物自給率は、1990年代は43%、2009年には27%、いずれは5%までになるだろうと言われています。なぜならば韓国では農業を切り捨て政策であり、国民の7割の反対している中での強行的にFTAを批准しました。
国民の食を担う、そう自負し、何代も農地を耕し、営みの中で子を育て、孫を育て、自分も育てられた農地を手放す・・・・・・どんなにか残念な思いの中で、12,000戸の農家が離れて行ったことか。

特に韓国では有機農業者が日本の農業者より多く、人を思いやる心が有機農法に繋がるのです。
日本がTPP加盟する。この事を皆さん、どう思いますか、自分達は遺伝子組み換え作物を日本に入れることに反対をし、1998年に『新庄大豆畑トラスト』を始めました。その波は大きな波紋となり、共鳴を得、翌1999年2月、猛吹雪の中、『第1回大豆畑トラスト全国交流大会』が新庄で開催され、全国から280余名の生産者、消費者が集いました。それ以来、年1回、今年(平成25年)で15回目の全国交流会を重ねます。
現在、全国に39箇所、頑張っているのです。
1960年に28%あった大豆自給率は今では6%、豆腐や納豆、味噌、しょうゆなど、日常の食卓に上がっている原料大豆の大半を輸入に依存しているのです。
アメリカの大豆は90%遺伝子組み換え大豆なのです。
ほとんどが飼料と食用油として使われているとのことですが、日本では遺伝子組み換え大豆と表示する義務も無く、食べさせられているのです。
日本のTPP加盟後の姿は、今の韓国の副眈後の姿に重ねて見えてしまうのです。
これからも、自分は生涯農業に係わる者として、伝わった技術や種子を次世代に伝えるべく努力して行きます。

2013年9月12日木曜日

【原発アクション】福島原発の汚染水流出事故について緊急国際署名

<大拡散希望>
3・11から2年半経ちましたが
原発事故は収束どころかますます深刻な状況です。

福島原発の汚染水流出事故について
緊急国際署名がはじまりました http://p.tl/hY_V

政府に対し、汚染水対策への集中と原発再稼働審査や原発輸出作業の中断、意図的な海洋放出をしないことなどを求めています。ご協力お願いします!

署名フォーム1      http://p.tl/9YXI
署名フォーム2      http://p.tl/5ime
団体賛同も募集中です   http://p.tl/I_Pu
署名紙版         http://p.tl/WYL0

 福島原発事故による海洋汚染が深刻な状況です。地下水を通じた流出やタンクからの高濃度汚染水の漏洩について、緊急な対応が迫られています。もう一つの重大事故が起きたといってもよいほどです。命の源である海をこれ以上汚染してはなりません。意図的な放出が検討されていますが、絶対に許されません。

 東電に対応能力がないのは明らかです。しかし政府はこの問題に正面から取り組もうとしていません。原子力規制当局は、原発再稼働のための審査に人員を割き、経産省は、汚染水対策をゼネコンらの営業の場として秘密会合を繰り返しています。安倍首相は「状況はコントロールできている」「影響は港湾内で完全にブロックされている」などと事実無根の発言でオリンピックに浮かれています。

 オリンピックどころではありません。原発再稼働どころではありません。原発輸出どころではありません。新規制基準では、重大事故時の汚染水流出は全く想定さておらず、審査により、他の原発で同様の事故を防ぐことはできません。その意味でも、再稼働のための審査は中断すべきです。

みなさん是非署名にご協力ください!
この署名は国際的にも取り組まれています
>いますぐ署名してください!
 署名フォーム1      http://p.tl/9YXI
 署名フォーム2      http://p.tl/5ime
>団体賛同も募っています  http://p.tl/I_Pu
>紙版の署名用紙もあります http://p.tl/WYL0
問合せ 090-8116-7155 阪上まで

**********************************

福島第一原発汚染水漏洩・流出事故についての緊急国際署名
(PDF版)http://p.tl/WYL0

原発再稼働・原発輸出どころではありません
命の源である海をこれ以上汚染しないで!

内閣総理大臣 安倍 晋三様
経済産業大臣 茂木 敏充様
原子力規制委員会委員長 田中 俊一様

1.汚染水漏洩・流出事故について、日本政府の責任を明らかにして集中して取り組み、原発再稼働及び原発輸出のための作業を中断すること。
 新規制基準では、汚染水流出は想定外であり、他の原発でも同様の事故は避けられないことから、原発再稼働のための審査は中断すること。

2.海の汚染を防ぐために最大限の努力をすること。タンクの汚染水について、より強固で耐久性の高い方法で貯蔵し漏れを防ぐこと。意図的な放出は絶対に行わないこと。

3.原子力推進機関とは独立な立場にある国内外の専門家により、国際的な叡智を結集して対応にあたること。

4.透明性を確保し、経産省の汚染水処理対策委員会を含む全ての政府関連の会議を公開すること。凍土方式等の対策については、公開の場で早急に再検証を受けること。

5.「状況がコントロールできている」「汚染水の影響は、原発の港湾の中で完全にブロックされている」というIOCの場での安倍首相の発言を撤回すること。

第一次集約 9月25日 第二次集約 10月10日

呼びかけ:グリーン・アクション/国際環境NGO FoE Japan/グリーンピース・ジャパン/おおい原発止めよう裁判の会/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)/原子力規制を監視する市民の会/福島老朽原発を考える会(フクロウの会)

◆安部首相のIOCでの事実無根のプレゼンテーション

 安倍首相はIOCのプレゼンテーションで「(汚染水をめぐる)状況はコントロールできている」「汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内で完全にブロックされている」と発言しました。日々汚染水が漏れ出ており、政府の対応が後手後手にまわっていること、汚染水の影響が及ぶ範囲は不明であることが事実であり、安倍首相の発言には根拠はありません。

◆汚染水の深刻な状況:大切な海をこれ以上汚染しないで!

 東電福島第一原発事故による海洋汚染が深刻な状況です。地下水を通じた流出やタンクからの高濃度汚染水の漏洩について、緊急な対応が迫られています。もう一つの重大事故が起きたといってもよいほどです。

 3・11事故で大気中に放出されたストロンチウム90は約140兆ベクレルですが、8月にタンクから漏洩した約300トンの汚染水には約24兆ベクレルのストロンチウム90等のベータ線核種が含まれています。東電は別に、地下水を通じて約10兆ベクレルのストロンチウム90が海に流出したと評価しています。(出典:東電)

 溶けた燃料の冷却水を完全に閉じ込めるための対策は全く目処が立たない状況です。凍土方式が提案されていますが、その実現可能性や有効性にきわめて大きな疑問があります。

 命の源である海をこれ以上汚染してはなりません。国際的に大きな問題です。
海の汚染に対して、漁業者は怒りをあらわにしています。

◆原発再稼働・原発輸出どころではありません

 東電に対応能力がないのは明らかです。しかし、日本政府はこの問題に正面から取り組もうとしていません。原子力規制当局は、原発再稼働のための審査に人員を割き、経産省は汚染水対策をゼネコンたちの営業の場として秘密会合を繰り返し、安倍首相は原発輸出のためのトップセールスに飛び回わっています。

 政府は、いまこそ、原子力推進機関から独立な立場にある、国際的な叡智を結集し、海の汚染を防ぐために最大限の努力をすべきです。タンク中の高濃度汚染水を処理して意図的に放出することが検討されていますが、これを絶対に行うべきではありません。

 原発再稼働や原発輸出どころではありません。新規制基準のシビアアクシデント対策では、このような汚染水流出を想定から外しています。新規制基準の適合 審査を行っても、福島と同様な汚染水流出事故を防ぐことはできません。

以上

【イベント】国際有機農業映画祭2013

国際有機農業映画祭2013は11月22日 ― 24日開催

テーマ  土くれを握りしめて
日 時  2013年11月22・23・24日
会 場  法政大学市ケ谷キャンパス外濠校舎 薩埵ホール
主 催  国際有機農業映画祭運営委員会
法政大学沖縄文化研究所
上映作品 本邦初公開3作品を含む9作品

2013年11月22日(金)
15:10-16:40  法政大学沖縄文化研究所公開講座
奄美・沖永良部の文化・社会・アイデンティティ
講師:高橋孝代(法政大学沖縄文化研究所国内研究員)

2013年11月23日(土)
14:00
『人間の住んでいる島』
1997年/日本/32分
監督:橘祐典
企画・著作:映像と文化協会
制作:「人間の住んでいる島」製作委員会
 ある朝、米海兵隊が銃剣を構え、ブルドーザーの唸り声と共に上陸、芋も砂糖きびも引き倒して有刺鉄線を張り巡らした。1955年3月、沖縄・伊江島の農民の闘いはこうして始まった。土地を守る闘いの最前線にあり続けた阿波根昌鴻さんが語る土地と人の物語。
14:55
『福島 六ヶ所 未来への伝言』
2013年/日本/105分
監督:島田恵
制作:六ヶ所みらい映画プロジェクト
 12年間六ヶ所村に移り住み、写真を通して核燃基地建設に反対する人びとの姿や暮らしを世に伝えてきた島田恵さん。今度は映像を通して問いかける。「あなたは未来に対して、いのちのバトンをわたしますか? それとも放射能という負の遺産をわたしますか?」
17:00
トーク 土くれを握りしめて ― 沖縄 福島 六ヶ所
ゲスト
仲西美佐子さん 沖縄・恩納村の百姓
島田恵さん 『福島 六ヶ所 未来への伝言』監督・写真家

奪われる大地、海。それでも人はそこで生きる。沖縄で、福島で、六ヶ所で、世界で。なぜ人は、そこに「居る」のか、土の人と風の人の言葉に耳を傾けます。

19:00
『マリーナの闘い』 本邦初公開
2012年/マレーシア/12分 日本語字幕
監督:キング・A・カトイ
制作:PAN AP
 大資本による土地収奪が世界各地で行われている。フィリピンのミンダナオで自給農業を営むマリーナさんは、周囲の農地が次々とドールに買収される中、生活の根拠である土地を手放してはいけないと、農民に呼びかける。
19:20
『有機農業で生きる ― わたしたちの選択
2012年/日本/36分
監督:岩﨑充利
制作:アジア太平洋資料センター
 農薬や化学肥料への依存、放射能汚染、環境破壊。農と食に問題をかかえる現代社会を変える鍵を「有機農業という生き方」の中に探した作品。本来の農業である有機農業は、自然の恵みを大切にする持続可能な営み。経済成長優先の社会から離れ、真の豊かさを見出す。

2013年11月24日(日)
9:30
『ニコチンまみれのミツバチ』
2009年/アメリカ/53分 英語/日本語字幕
監督:ケビン・ハンセン
制作:ピエール・テレプロダクション
 私たちの食は、ミツバチが支えている。だが近年、ミツバチの大量死が日本はじめ、世界各国で起きている。その原因を病気やウイルス、電磁波などに求めたが、最後に残ったのが農薬だった。ここでは、ヨーロッパ、アメリカなどの養蜂家を訪ね、現場から検証する。
10:40
『ホッパーレース ― ウンカとイネと人間と
2013年/日本/60分 日本語・英語/日本語字幕
監督:河合樹香/制作:TVEジャパン
 昨年上映された同題の映画をさらに充実し、ウンカの日本上陸も収録。アジアの稲作地帯での稲ウンカ多発の原因が農薬の過使用にあることを明確に示すと共に、水田の生物多様性維持こそが問題解決の鍵であることを、天敵の生態の見事な映像が雄弁に語る。
12:20
3分ビデオ
 「土くれを握りしめて」のテーマで広く募集した作品の中から、自然や環境、有機農業や食、暮らしの映像を上映。(1作品3分)

12:50
『食の選択』 本邦初公開
2009年/アメリカ/72分 英語/日本語字幕
監督:アナ=ソフィア・ジョアンズ
制作:リップル・エフェクト・フィルムズ
 安い、便利といった基準で食を選ぶ人が多い今、食は、効率よく生産できるものに変わった。しかし、日々の食は個人の暮らしや健康だけではなく、環境や社会を大きく変えるもの。大量生産と有機的な生産を比較し、未来を守るための食の選択を提案した作品
【予告編】


14:25
『GMO OMG 遺伝子組み換え? なんだそれ?本邦初公開
2013年/アメリカ/84分 英語/日本語字幕
監督:ジャーミー・セイファー
制作:コムペラー・ピクチャーズ
 子どものために食について考えるようになった父親。出てきたキーワードは「遺伝子組み換え」。耳にしても、表示は見かけないし、人に聞いてもわからないことだらけ。子どもと遺伝子組み換えの謎を解く旅に出る。そこで出あったオーマイガット!(OMG)な現実。
16:10
『ホタルに恋して』
2010年/台湾/50分 英語/日本語字幕
監督:チャン・ポーチュン(張博釣)
制作:台湾行政院展委倉林務局
 台湾北端の農村は、ミズホタルの飛び交う自然と棚田が残る。88歳になる爺さんが手入れを怠らない棚田は、水生昆虫の世界でもある。タニシをたらふく食べたホタルは、はかなく一夜明滅する。多様な自然が残る田んぼに過疎化が影を落とす。